シリコンバレーツアー日記 4,5日目

8月20日〜8月27日にかけて株式会社Ensirsosの主催のもと、高校生〜大学生を対象としたシリコンバレーバレーツアーが行われました。本ツアーはシリコンバレーに拠点を置く企業や大学、研究所及びそこで働く人を訪れてお話をお伺いし、シリコンバレーでの働き方やスタートアップの起業環境などを知ることで、自分の人生によって働くとはどういうことなのか、自分の好きなことをして働くということは一体どういうことなのか等について考える機会を得ることを目的としております。若い世代の人にとって今後の人生を見渡す視座を得る一助になればとの思いから開催しているものです。<弊社編集担当>

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4日目、サイボウズのサンフランシスコ事務所で働く方にお会いした。

 

 

大学生の時にニュージャージー州で参考書の訪問販売のインターンシップをしたとおっしゃった。そこでは現金は持たず、自分で稼いだ分で生活をしなければならない。それゆえ、生きるために必死になり、1日に100件以上の家を訪問するようだ。訪問販売は日本にもあるが、あまり良いイメージを持たない。そのような状況で相手をしてくれるのは、もともとopen mindedな人である。そしてopen mindedな人は、豊かな家というよりも、どちらかと言えば貧しい家に多い。販売するもの自体が良いということも重要だ。しかしより重要なのは、どのような人を対象にするかということだ。

 

5日目、観光のために設定された日であり、私は独りでSan Joseに行った。

 

宿泊していたAirbnbの民泊がPalo Altoにあったので、その近くの駅から電車に乗ることにした。電車は一時間に一本の間隔で運転しており、時間に遅れてやってきて、その不便さに外国に来たのだなと実感した。San Joseの駅前にはFord GoBikeやステーションレスのシェアスクーターが置かれていた。これらは実験的な運用をされており、ステーションレスのシェアスクーターは歩道の真ん中に置かれるなど、問題はあるがどこにでも停められるという利点は大きい。The Tech Museum of Innovationでは、迫力満点の剥製の人体模型があった。特に血管のみの剥製は衝撃的で、その美しさには感動した。日本では子供が泣き叫ぶだろう不気味さが人体模型にはあったが、アメリカの家族連れで泣いている子供は不思議といなかった。

 

上に書いた方以外にもたくさんの方にお会いし、様々なことを知ることができた。どの方も仕事を楽しんでおり、いきいきとしていらっしゃった。昨今の日本の大学生と同じように、私も仕事というものに良いイメージをもっていなかった。どの会社もブラック企業で、仕事にばかり追われると思っていた。しかし今回のツアーで出会った方々は、自分が楽しいと思う仕事に出会った方、または自分で楽しいと思う仕事を作っている方ばかりだった。仕事を考える際には「楽しさ」という軸を付け加えても良いのだと、感動した。

シリコンバレーでの体験は、これからの人生で迫られるであろう決断のための材料になるに違いない。

改めて様々な話を聞かせていただけたことに感謝したい。

 

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